芸術学演習 文化学演習の基礎2020 予習用課題とsafunnyの回答

f:id:musicbringsustogether:20200513122825p:plain

浅沼先生による「芸術学演習」

www.let.hokudai.ac.jp

 

 

以下課題内容

・「以下の2点の写真作品について、見て気づいたことを記しなさい」

・字数は600-1000字程度

(A) Robert Adams“Mobile homes, Jefferson County, Colorado,” 1973.

(B) Joe Deal, “Untitled View(Albuquerque),” 1974.

比較用:(C) Ansel Adams,“The Tetons and the Snake River,” 1942.

 

 

(写真を観覧する時の音楽はこれ)

open.spotify.com

 

 

Robert Adamsとは誰なのかまずは先入観を排して作品を見た。

f:id:musicbringsustogether:20200511095608p:plain

Mobile homes, Jefferson County, Colorado

写真の枠内に入り切るモノクロームが,どこか機械的で無機質な感覚を覚えさせる。写真奥に存在する山が自然とすれば,手前に広がる家々は均等に配置された人工物なのであろうか。そのような対照的配置が構成されていると考える。

 

ファーストインプレッションを終え,Robert Adamsを調べる。

www.moma.org

 

彼はアメリカのフォトグラファーだった。スケープ写真が多く,作品のほとんどがモノクロかつホワイトを基調としている印象だ。

感情を排した作品には,これまた美しさが存在している。

 

 

続いてJoe Dealの作品を見る。

f:id:musicbringsustogether:20200511100633j:plain

Joe Deal, “Untitled View(Albuquerque),” 1974.

Robert Adams に続きモノクロだ。山側から見下ろすかのような角度によってどこか見たことある感覚を覚える。家の温かさをモノクロなのに感じている。この感覚を良い起こす原因はなんであろうか。普段我々が生活しているときに見えている視点によって撮影されているのではないだろうか。一つの家が中心に入り込むことで,対照は家に引きつけられる。家の屋上らしきガーデン,ガレージにいる人,車, すべてに目を配ることで何故か親近感を得ることができる。また,ストーリーを思い描くことさえできた。しかしながら他の家はみな同じ形であった。個性が無いと感じて終了。

 

ここでファーストインプレッションは終了。Joe Dealとはだれか。

www.moma.org

 

Joe Dealは「ニュートポグラフィクス展」と呼ばれる写真展覧会で,ウィリアム・ジェキンスによって選出された写真家だった。幾何学的な構図によって客観的な写真を提供している。

 

以上2つを比較して思ったことまとめ以下

 

 

AとBを比較し,私は共通の感覚を覚えたと共に,AとBでは対称が異なっていると考える。まず共通性に関して,AとB共にモノクロによる写真が目の前に広がっている。無機質な感覚のまま,建造物と自然とを見比べる。Aでは,奥に広がる山とは対照的に建造物が画一的に配置されている。Bでは家を中心に置いているが,周りの家と似た構造の家が拡がり,変化のない街を感じさせる。感動よりも,冷静に対象を見ることのできる作品であるというのが共通の感覚である。この感覚を呼び起こした原因は,モノクロ,家,自然,周りとの比較,これら4つによって起こったと考える。モノクロによって,私の色覚的な印象が消え,感情変化を与えない。家が配置されていることで,自然を見ている訳ではないということが一目でわかる。自然の中に家が配置されていることで,当時の様子をそのまま知る感覚を得た。周りとの比較によって,どの家も似ていて配置に統一感があることを知る。これらの要素によって,感動よりも先に対称を分析できる写真であるように思えたのだ。

 AとBには図の配置に差異がある。Aは目の前に同一の家々が配置され,その奥にはいきなり山がそびえる。自然と人工物が同じ世界に共存しているが,そこに共存している感覚は無い。むしろ敵対しているかのような感覚を覚える。月に降り立ったアポロのような印象だ。Bでは家を中心に配置しているが,周りの家も画一的な道路上に配置されていることがわかる。その中の家の一つがこの中心となった家であり,人の影が見えてもそこに感情を感じない。人よりも家の存在によって写真が成り立っているように感じた。

 

 次回は,5/15の解説講義後に。

 

Safunny.

}); }());