文化人類学 体で体を考える人類学 第一回

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文化人類学 体で体を考える人類学

 

こちらの講義は文学部開講科目だが,他学部からの履修も可能である。

担当はコーカー ケイトリン クリスティーン 先生

www.amazon.co.jp

 

暗黒舞踏をテーマに人類学的視点をシェアしている。

 

以下, 第一回のsafunny板書。

 

成績評価について

1. 先行研究についてのレポートA4で2枚程度 (期末レポートとしては少ない)

2. 15分程度の制作動画および30分程度の音楽

どちらか一方でOK。

Safunnyが驚いた点として,

成績評価に音楽を提出できる

ことが挙げられる。ユニークな取り組みであると同時に,音楽を教員に評価してもらえるというのは有意義な経験である。

 

1. 文化人類学とは

コーカー先生によれば,文化人類学とは「特定の人々と共に過ごし, 彼らの生活と世界に没頭することで, 生きるということを深く考察する, 実際の経験をもって編み出す学問」と言われている。

文化人類学には5つの枝が存在している。

 ⅰ. 文化 

「社会の成員としての人間によって獲得された知識,信条,芸術,法,道徳,監修,ほかの能力を含む総体」が文化だ。(Tylor 1871 in Fried and Morton 1968)

「社会生活の理想、記録、あり方」 (Williams 1961)

文化自体に含まれる意味は人様であり,その中に当事者として入り込んでいくスタイルがある。

 ⅱ. フィールド

研究対象となる「特定の場所」及び共同体特定の「実践・実態」

北海道大学のキャンパス全体を調査するのか, 北海道大学内の宗教団体に絞って調査するのかという違い。

 ⅲ. フィールドワーク

参与観察,聞き取りを行う。

「人々のものの考え方、及び彼と生活との関係を把握し、これの世界についての彼
の見方を理解することである。」とブロニスワフ・マリノフスキーは述べている。(1980 [1922]: 93)

 ⅳ. 質的データ

量的データとは,アンケートなどの手法で集められる統計学的なデータ。それに対して質的データとは観察者自身がインタビューを行い,その空気や内容を文字に起こすタイプのデータのこと。文化人類学ではより,当事者側の文化を伝えるために質的データを重視する傾向にある。

 ⅴ. エスノグラフィー

特定の民族に対して,問題意識をもって生き方を書いていく。「人類学では,様々な民族誌の研究事例を比較して理論化を測った上で書かれている」とコーカー先生は述べた。

 

2. 先行研究と今

①あたりまえを疑う=再帰性

②文化を真剣に摂取し, 絶えず動くものとして可能性を見る=概念化

③人類学者が主導となって,世界の見方を変える=生成変化

 

3. なぜ体を取り扱うのか

人類学における体とは,固体を超えたもの。関係性を重視した体を指す。

「お互いに影響を与えつつ、想像力を生かすことで新たな 世界を創造できる」 (田中2010)

Safunny的には,人類学的な体の見方の意味が理解できないので先生に質問してみる。

体は世界と自分のインターフェースという先生の発言には,疑問が残る。

コーカー先生によれば,「「体」とは、人間だけではない、世界やお互いの 媒体、人間の生き方に問いをかけていくアクター」だとしている。その真意を捉えるべく,本講義を受講していく。

 

体の存在を研究することによって,当事者の立場を取るマインドを身に着けていきたい。

 

 

Safunny. 

 

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